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標準SQL規約への適合
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FirebirdはSQL92のEntry Level 1 に完全に準拠しています。また、SQL-99規格のほとんどを実装しています。さらに、より実用的な機能を追加しています。 Firebirdは、DML/DDL文、FULL/LEFT/RIGHT[OUTER] JOIN 文法、UNION、DISTINCT句、サブクエリ(IN、EXSITS)、内部関数(AVG、SUM、MIN、MAX、COALESCE、CASE)、整合性制約(PRIMARY KEY、UNIQUE、FOREIGN KEY)、当然ですがSQLデータ型一般、等を利用出来ます
Firebird はドメイン、フィールドレベルのチェック制約、View、例外、SQLロール、きめ細かな権限管理についても実装しています。詳細については、リリースノートとFirebird Refrence Guide をご覧下さい。
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ハードウェア要求
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Fireibrd は殆どどのようなハードウェア上でも動作します。とても非力なハードウェアでも役に立ちます、特に、Linux上で力を発揮するでしょう。どのようなRDBMSも、パフォーマンスに影響を及ぼすお約束の問題があります。物理メモリ(スタートには16MB程度で間に合うでしょう)、ストレージ・サブシステムの速度(RAIDシステムのような)等々。もちろん、お勧めのハードウェア構成は読者がデータベースに望んでいることによって異なります。例えばどのくらいの大きさになりますか?どの程度の同時接続ユーザーが見込まれますか?あなたは最小限の設定でスタート出来ます。そして、必要があれば後でサーバーを強化すれば良いのです。
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利用可能なOSプラットフォーム
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Firebirdにもっとも多く使用されるOSはLinuxとWindows(ターミナルサーバーとCitrixメインフレームを含みます)です。Firebirdは、他にMacOS XやSolaris、それにHP-UXのプラットフォームをサポートしています。 苦痛を伴うことなく、あるプラットフォームから他のプラットフォームにデータベースを移転することが可能です。単にトランスポート可能な形式でバックアップをとり、移転先のプラットフォームで復元するだけです。
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接続性
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Firebirdは、以下を含む多くの接続方法をサポートします: C/C++およびDelphiのためのネイティブなコンポーネントパッケージ、ODBC、JDBC(JayBird)、PHPドライバ、OLEDBドライバ、dbExpress、.NETデータプロバイダ。そして最終的にはfbclient.dll(.so)を使用することによってAPIの直接呼び出しを行うことが出来ます。
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サイズ限界
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Firebirdは実際に巨大なデータベースを扱えます。データベースは複数のファイルによって構築することが出来、それぞれのファイルサイズはOSが提供するファイルサイズの限界まで拡張可能です。単一のデータベースファイルのサイズに関する理論的な限界は64テラバイトですが、殆どの場合はOSやファイルシステム、そしてHDDの残り容量により制限されます。
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Server engine versions
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データベース・エンジンには3種類のバージョンがあります。それぞれに互換性があり、それぞれに異なった特徴をもっています。
- クラシック・サーバー(1クライアント接続毎に1プロセス型。SMP及びハイパー・スレッディング対応)
- スーパー・サーバー(全接続は1モジュールでハンドリングされる。現状ではSMP及びハイパースレッディング非対応)
- エンベデッド・サーバー(単一のDLL又はSOファイルにエンジンの全機能を内蔵。シングル・ユーザー、シングル・データベース使用向け)
上記の全てのバージョンは同一のデータベース・ファイル形式を使用するので、いつでも好きな時に相互に切り替える事が可能です。
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ライセンス
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Firebirdは、Mozilla Public License1.1と同じ条件の、IPL(InterBase Public License)でライセンスされます。Firebirdの使用は完全にフリーであり、顧客に対しても完全にフリーで配布することができます。 あなたが自分のプロダクトをどのようにライセンスするかに関わらず、あなたのプロダクトのためのソース・コードを公開する必要はありません。けれども、データベースエンジンそのものを修正する場合には、修正したソース・コードに対して誰でもアクセス出来るようにしなければなりません。
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ツール
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多くのツールが Firebird で役に立ちます。いくつかはフリーで、いくつかは商用のものです。管理ツール、開発者向けのツール、UDFライブラリ、接続ツール、その他にもたくさんあります(下記のリンク・セクションを参照)。
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サポートと資料
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Firebirdプロジェクトのホーム(www.firebirdsql.org)では、プロジェクトに関するたくさんの有用なリンクが掲載されています。
IBPhoenix社では長年の経験を積んだ専門家による多様なサポート契約を提示し、かれらのウェブサイトにはハウトゥや高度に技術的なドキュメンテーションなどの、より多くの技術情報があります。
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コミュニティ
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常に成長を続けるFirebirdユーザーのコミュニティと、いくつものニュースグループが素早いオンラインサポートを行います。それらのファイアバードに関するメーリングリストはプロジェクトのウェブサイトに全てリストされています(このページの下部にリンクがあります)。
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歴史
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Firebirdは、2000年8月にボーランドがオープン・ソースとしてリリースしたInterBase 6.0のソース・コードに基づいており、InterBaseは今を遡ること20年前(1984年)からリレーショナル・データベース製品としての利用されてきた実績を持ちます。
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