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Firebird2.5を発表 -新しい監査機能とスケーラビリティの向上-

2010104

Firebirdプロジェクトは本日、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムの第5世代の最新メジャーリリースであるFirebird 2.5を発表しました。この新リリースでの機能拡張は、あらゆる規模の企業ニーズに対応して、ERP(エンタープライズリソースプランニング)ソリューションから埋め込みデバイスまでを対象としています。

非営利法人Firebird財団の理事長であるPhlippe Makowskiは、Firebird生誕10周年にあたってのFirebird2.5のリリースは、Firebirdプロジェクトにとってのみでなく、オープンソース業界全体にとって非常に重要なステップとなるとの観測を持っています。

"今日、世界中のすべての企業は、成熟しコスト効率に優れたソリューションを探しています。Firebird 2.5は、彼らに真の強力で、真の自由なソリューションを提供するでしょう"Philippe氏は述べました。

ハイパフォーマンスで、スモールフットプリント、素晴らしいスケーラビリティ、サイレントでシンプルなインストール、さらにロイヤリティフリーの配布というFirebirdの特徴は、ソフトウェア開発者 やベンダーのあらゆる方向性にとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。Firebirdは既に世界中で利用されていて、何百ものユーザーを伴う数十万のビジネスシステムが300ギガバイトを超えるデータベースと共に提供されています。

Firebirdのインストール数は、毎日2000以上にも登ることが、ダウンロード統計情報から明らかになっています。

"我々の顧客の多くは、 200ギガバイトから400ギガバイトものサイズで使用されるデータベースをFirebirdで運用していて、それらは成長を続けています"と、Watermark Software CTOであるStewart Pink氏は述べています、"Firebird2.5におけるパフォーマンスの向上によって、将来的なニーズが完全に満たされることが保証されました。 "

医療用品販売代理店であるProfitmedCIOである Alexander Shaposhnikov氏は、Firebird2.5 Profitmedのビジネスの成長をサポートするだろうと述べ、 "現在、我々は、 65GBデータベースを24時間365日の体制で250のアクティブユーザーで運用しています。我々はデータベースとユーザーの両方のサイズが、今後2年間で倍増することを予定しますが、このビジネスクリティカルなタスクのためにFirebird2.5を選択しました。 "

Firebirdのバイナリは、多様なシステムとハードウェアプラットフォームに対して提供されています。Firebirdは、WindowsLinux MacOSSolaris HP-UXその他のOS上で動作し、x86x64PowerPCSparcその他のハードウェアプラットフォーム上で動作し、これらの多様なプラットフォーム間で容易な移行メカニズムを提供しています。

Firebird2.5のバイナリは以32ビットおよび64ビットのWindowsおよびLinuxMacOSXx86用がリリースされています。その他のPOSIXプラットフォームについても、ユーザーのニーズに応じて、今年中に提供されるでしょう。

Firebird2.5の新機能

  • 新しいSuperClassicアーキテクチャ
    Firebird2.5は新しいアーキテクチャを導入しました、" SuperClassic "と呼ばれるこのアーキテクチャは、マルチコアCPUやマルチCPUのハードウェア環境をより良く利用することが出来、同時接続数の向上と巨大なデータベースの利用におけるシステムリソースの利用効率を向上させるものです。

 

  • 監査
    システム監査トレースとユーザートレースセッションがサービスAPIを介して利用出来るようになったので、データベース上で発生するほぼ全ての事柄をリアルタイムに監視し分析することが可能となりました。

 

  • クロスデータベースクエリ
    Firebird2.5は、他のFirebirdインスタンスに対してクエリーを発行し、情報を交換する手段を導入しました。

 

  • 強化されたユーザ管理
    ユーザ管理がSQL文で可能になりました。より扱いやすく、柔軟な対応が可能です。

 

  • その他の機能
    PSQL
    モジュール内(ストアドプロシージャ、トリガ、 SQLブロック)で自律型トランザクションが利用可能になりました。SIMILAR TO句によるSQL文での正規表現のサポート、コネクションの非同期なキャンセル、モニタリングテーブルの拡張など、その他の拡張の行われました。

 

IBPhoenix社の代表取締役兼CEOPaul Beach氏は、同社の取り組みとしてFirebirdの開発に対してプロフェッショナルサービスの提供や様々な貢献をしていますが、Firebird2.5の新しいセキュリティ機能と素晴らしいスケーラビリティを考慮すると、多くの既存のFirebirdのユーザーにとって歓迎されるだろうと指摘しています。

"特に、それは金融、医療業界のユーザーにとってその事業の成長の為に必要な要件になるでしょう"と指摘し、さらに"特に性能の限界を押し広げるものとなります。"とい続けました。

Bas-XCTOであるDavid Wilder氏は、Firebird2.5の登場を歓迎していますが、特にそのユーザビリティの改良と柔軟性を指摘しています。"Firebird2.5はより多くのトランザクションを利用することが出来るので、同じハードウェア上でより多くの同時ユーザーを実行する顧客にとってより有利になります"

価格と出荷時期

Firebird2.5は、商業、教育、非営利、または単に私的使用のために、あらゆる利用方法に対して無料で利用可能なオープンソースのデータベースシステムです。バイナリパッケージと完全なソースコードの両方は、FirebirdプロジェクトのWebサイトから、今すぐ無料で ダウンロード することが出来ます。登録やアクティベーションは全く不要です。

Firebird財団について

 Firebird財団 Firebirdリレーショナルデータベースシステムの発展と成長をサポートする目的で設立された非営利組織です。財団は2002年に設立され、現在300以上のアクティブメンバーいくつかのスポンサーによってサポートされています。また、正規会員ではない個人や組織からの現金や資材の寄付を受け付けて管理しています。財団は、 Firebirdプロジェクトの重要な開発者の一部に助成金として、これらの資金を配布しています。Firebirdプロジェクトは、この他に収入源を持っていません。

 

Media Contact: Alexey Kovyazin * +7 910 402 94 34 * admin AT mindthebird DOT com

 

日本での連絡先:Firebird日本ユーザー会 info@firebird.gr.jp 03-4500-4612

 


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