本インタビューは、InterBase World のWebサイトでMarina Novikova氏によって公開されたものを、Marina氏とJason氏の許可によって翻訳したものです。
Jason Wharton氏はIBObjectsの作者です。IBObjectsはInterBase / Firebirdへのネイティブな接続を提供するコンポーネント群であり、Delphi + BIB/FBの強力なサポーターとなっています。Jason氏はまた、ボーランドによってもたらされたInterBaseの危機に際しては、Helen Borrie氏やMark O'Donohue氏と共にコミュニティを守るために尽力されました。この件は、Helen氏のインタビューで詳しく触れられています。
Marina Novikova氏はロシアの企業で英文翻訳とテクニカル・ライターをするかたわら、InterBase Worldの管理者をなさっています。Marina氏はInterBase Worldで、毎週のようにインタビューやレビューを更新されているのですが、このインタビューは、技術的なことやビジネスに関することだけでなく、各ゲストの人となりがよく現れていて、私はいつも楽しみにしています。
Marina Novikova: まず、ご自身のことについてお聞かせください。
Jason Wharton: 私はいま32歳で、幸せな結婚をして8年がたち4人の子供たちの父親となっています。私が生まれ育ったのは、アイダホ州の小さな田舎町で、それからユタ州へ、それからアリゾナへ移ってハイスクールの高学年を過ごしました。学校では、大変良い成績を収めていましたが同時にいろんないたずらをしたものです。もっともそれは、私が授業に興味を持って挑戦した時に限ってのことですがね。私は、いろんなスポーツのプログラムにも参加して、いつもたいへん多くのことをやろうとしていました。私はクラスメートにとって大変な競争相手だったと思いますよ。異性との出会いに関して言えば、若い頃は夢も希望もない独身人生でしたが、いつかきっと結婚して家族を持つことができると信じていましたよ。私の自慢の家族についてお話ししなくてはなりませんね。私は、愛と英知をもって家族を導いていける父親、そして夫になるために全力を傾けています。私はまた、人生を神に捧げて、神の摂理の下に生きるために、家族を導いています。
Marina Novikova: 趣味とか普段していることについて聞いてもいいですか?
Jason Wharton: アウトドア関係、そう、私の4輪駆動のチェロキー・ジープでオフロードを走るとか、ハイキング、写真を撮るとかですね。最近は、大変いい望遠鏡を手に入れたので楽しんでいます、どうしたら天の国を見ることができるのかわかってきましたよ。ウエイトリフティングをして、体型を維持しています。子供の頃はよく、友人たちとくだらない遊びをしたものです、彼らにとっては本を読むことよりも私と遊ぶ方が楽しかったようです、どうしてかというと私は気に入ってもらえるならとことん物語を脚色して、みんなを喜ばせたからです。私と妻は週に一回は夜にデートをするので、二人きりで出かけます。私は、夫婦二人きりで過ごす時間をとても楽しんでいます。結婚してからもう8年になりますが、彼女と会うときはいまでも本当にドキドキしますよ。妻は私の元気の素なんです。もちろん、子供たちと一緒に過ごす時間もたくさんありますよ。
Marina Novikova: どんな音楽をお聴きになりますか?
Jason Wharton: いろんなものに興味を持って、何年もの間に好みも変わってきましたからね。80年代のロックンロールバンドが良かったですね。いまは、インストゥルメントで霊感的な音楽をよく聞いています。これまで、憂鬱なメッセージの歌詞をさけてきたんですが、どうしてかというと、けっこう簡単に影響を受けてしまって、人生の中で良かったなあと思える素晴らしいたくさんの出来事を勘違いしてしまうようなところがあるんですよ。自分をポジティブにしてくれて、人々を愛する気持にさせてくれる音楽がやっぱりいいですね。ロマンチシズムに落ち込ませるようなのではなくてね。
Marina Novikova: どんな本を読むのが好きですか?
Jason Wharton: そうですね、歴史の本と科学の本、健康に関するものをよく読みますね。私は、秘伝的で超常的な事柄にとても親しみを感じていて、そういったものが持っている謎にチャレンジするのがおもしろいんですよ。人類はどこからきたのかとか、この世界はどのようにして創造されたのかとか、人類はどんな潜在能力を秘めているのかなど、そういったことをあれこれ考えるのが本当に好きなんです。私がもっとも時間を費やしている書物は私の所属する教会の聖典で、欽定訳聖書 、モルモン書、「教義と聖約」、「高価な真珠」 ですね。他にもこれは名著だと思うものがありますよ、David Wilcock (Diveine Cosmos, Shift of Ages, Convergence III)、Roy Masters(Findig God in Phisics, How Your Mind Can Keep You Well)、J.J.Hurtak(Keys of Enoch, Pistis Sophia, 他)などの本ですね、リストがどんどん増えています。彼らのことが好きな人はどなたでも私に聞いてください。
Marina Novikova: どんなものを集めていますか?
Jason Wharton: そういったことにはあまり興味がありませんね。実際に使わないものを持っていたとしたら、誰かほしい人にあげてしまうのが常です。子供の頃は、ベースボールカードとビー玉を集めてましたけどね。
Marina Novikova: 料理はお好きですか?
Jason Wharton: もちろんですよ、すごいピーナッツバター&ジャムサンドを作りますよ。コーンブレッドとスニッカードゥードゥル とパンケーキを作ったこともありますね。ちょっとした自慢なんです。本当のことを言うと、妻がとっても料理がうまいので、我が家では彼女が全部料理をしていて、私の出番はないんです。
Marina Novikova: どんな食べ物がお好きですか?
Jason Wharton: どんなものでも食べますよ。韓国料理は特に好きですね、宣教活動のために2年間住んでいたことがあって、本当の韓国文化に触れてきました。それで、韓国料理が好きになったんです。
Marina Novikova: ビールは飲みますか?もし、そうなら、お好きな銘柄は?
Jason Wharton: 反抗的なティーンエイジャーだった頃には、時々ビールを飲みましたね。でも、そうしたときはいつも「ビール顔」をしていましたね。どうしてもビールの味が好きになれなかったんですよ。「ショットガン」 をして倒れたときのことを覚えていますよ。クレイジーだったなぁ。でも、おおむね飲むことは無くなりましたね。
Marina Novikova: 大きな夢はおありですか?
Jason Wharton: たくさんのことがありますが、そのほとんどは人生に望んでいるものです、私の作品については多くの人々に使い続けてもらえればいいなと思います。 クリエーターになる前や人生の中で愛する人に出会う前やその他のいろいろなことの前のことですが、偉くなりたいなと思っていました。また、完全なる良心を知るようになって、全力を尽くすようになりました、私たちにとって永遠に共にあるようになること、どんなことでも経験をすることは人類の潜在能力のうちにあることなのです。私は自分自身が取るに足らない存在であることを知っていますが、神と共にあることで、私はすべてを愛することができるのです。私は、それらの完全なる実在の一部となりたいと思っています。また私は自分の惑星か太陽系を創造したいし、あるいはどこかの太陽系を中古で手に入れて、美しく素晴らしい生命体を創造しはじめたいですね。
Marina Novikova: あなたの言っている幸福というのは・・・
Jason Wharton: 自分自身の内に平安であること、自分自身を表現する自由を得ること、充実した目的のために熱心に働くこと。自分を支えてくれる、積極的で創造的な人々に囲まれること、ですね。
Marina Novikova: コンピューターゲームはプレイしますか?プレイしているなら、どんなものが気に入っていますか。
Jason Wharton: あまりやりません。スタークラフト・ブラッドウォーをプレイしたものですが、ああしろこうしろといわれるようなものは好きじゃないんです。私は(訳注:キャラクターを)育成することよりも、ゲームを進めるのためには乱暴になってしまいがちなんです。でも、暴力は家族の間ではしてはならないことです。また、こうも思います。何度も何度も繰り返し無駄なことをするので飽きてしまい、いやになってしまうのです。
Marina Novikova: 旅行はお好きですか?これまでどこに行かれました?
Jason Wharton: 大変好きですね。いろんなところに行きましたよ。韓国には2年間、モルモン教会の宣教で行ってきました。また、カンファレンスと研修をするのでヨーロッパの各国を旅しました、オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ、ベルギー、デンマーク、イギリス、そのほかに1つか2つ。妻と二人で2週間にツアーで中国本土へ行きました、長江の船での川下りが5日間あって、上海・趙南 ・西安・北京などにも寄りました。本当に不思議な経験でした。日本にも寄りましたよ。
Marina Novikova: 一日にどれくらいコンピューターを使っていますか?
Jason Wharton: とってもたくさんですね。最低でも12時間、平均では16時間くらいかな。
Marina Novikova: これまでの経験でもっともヘンなことはなんでしょう?
Jason Wharton: 選ぶものがたくさんありすぎますね。私はこの手の話が大好きな手合いなんです。一例をあげると、本当にあったことですが、友人と私が彼の奥さんの大きなステーションワゴンで、砂利の駐車場に入って、外に出ようとして、タイヤが空回りしてしまって、そのためにガソリンを使い切ってしまったんです。ガソリンが切れてしまう頃には、まるでトラクターで耕したみたいに見えましたよ。彼には小さい兄弟の一団がいて、車は本当にぐちゃぐちゃでした、みんなのおもちゃとか読み物とかいろんなものでね、誰も知ったこっちゃ無かったんですが。後部ドアが開いてしまって、私たちをむち打ちようなつむじ風の中で、そこら中のものが吹き飛ばされました。がらくたがそこら中に飛んでいってしまいました。その車のエンジンは大変大きかったので、そこにあるものを全部くれてやってしまったんですね。あまりにひどく長く笑ったので、何日もおなかが痛くなりましたよ。実際、今でも思い出します。今でもおなかが痛くなるくらい笑って涙が出ますよ。本当におかしな出来事でしたね。最終的には何とか外に出ることができて、砂利をかき集めて駐車場を直したんです。丸一日かかってしまいました。
Marina Novikova: 学歴をお聞きできますか?また、どうしてハイテク分野で働こうとお決めになったんですか?
Jason Wharton: 最初は電気関係のエンジニアになったのですが、すぐにコンピューターシステムのエンジニアに転身しました。カレッジには3年ほどいたんですが、中退することにしました。コンピューターがとても好きで、プログラミングに情熱を抱いていたんです。小さな男の子だったころでさえ、夜通し何かのプログラムを作ろうとしていて、母親につかまりましたよ。そのころ書いたものはお話にならないんだけど、それがスタートだったんですね。そう決めたんだ、と確信を持っているわけじゃないんですけど。プログラミングは私の心に深く浸透しました、私にとって自然な表現だったのです。
Marina Novikova: どうして、IBOを書き始めようと思ったのですか?だれか手助けをしてくれる人はいましたか?
Jason Wharton: ここPhoenixのU-Haul Internationalで働いている間、BESTという売れ筋商品の次のメジャーバージョンのために使える製品がないかと調べては推奨するという仕事をしていたんです。たくさんの製品を比較して、DelphiとInterBaseの組み合わせに行き着きました。それまでは、聞いたこともなかったのですが。私には、その二つの組み合わせが完璧なものだとわかりました、それで自分のこれらを使うことに開発者人生を賭けようと決めたのです。上司はすでに、SQL-ServerをバックエンドにしてVisual FoxProを使うことを決めていたのですが、この話をしました、かなり徹底的に話をしましたよ。一度、このとてもよい組み合わせを知ってしまうと、元に戻ることはできないですね、仕方がないので会社を辞めることにしました。それと、私は自分がいいと思ったことが、聞き入れてもらえないということが我慢ならないんですよ。 その後は、独立して仕事をするようになりましたが、すぐにDelphiとInterBaseはうまく統合されていないことがわかりました。この両者を統合して機能させるという可能性は理解できていましたが、そのためには大きな部分が欠けていました。ミドルウェアは両者の利点を最大限に引き出すために必要でした。また、もうひとつ大きく欠けている点に気が付きました、それはクラリスのファイルメーカープロを使っていたのでわかったことですが、ヴィジュアル・インターフェースの機能なんです。私はGUIが大変好きなのですが、それは大きな可能性をもっています、とはいえファイルメーカープロのデータベースはフラットファイル型でパフォーマンスはひどいものだし、不安定で、トランザクションをサポートしていません。それで、私の目的はDelphiとInterBaseを最高度に融合させると言うことと、ファイルメーカープロのいい点を取り入れるということになったんです。
Marina Novikova: もし、競合する人々があなたの考えを無断借用したら、あなたも同じようにしますか?
Jason Wharton: 私は直接の競合相手からそうしたことをしようとは思いません。こうした領域では誠実さと相手を尊重する気持が保たれていると信じています。
Marina Novikova: あなたの開発陣にはどれだけの人々が参加してますか?
Jason Wharton: コミュニティを考慮に入れるととても多くのことをお話しすることになります。継続して雇用しているのはHelen Borrieだけで、他の方は短期間の請負でお願いしています。現在では、サポートや開発の本当に多くの部分がIBOのコミュニティで行われていて、それはコミュニティ全体の努力のたまものといえるでしょう。 バグフィックスのアシストをする人を追加で雇おうと計画しているところなんですが、FirebirdとInterBaseの進歩をサポートする新機能を実装するためにも必要かもしれないですね。
Marina Novikova: InterBaseは多くのクローンが作られています。それらに対してどうお考えですか?
Jason Wharton: 私の感じていることは、多くの人々に選んでもらえるような素晴らしいものを作ろうとして、多くの努力を本当にしているのであれば、全力を挙げてほしいということですね。もし彼らが素晴らしいコード・ベースを引き継ぐことに関心があって、そしていくつかの独自の変更をしたのであれば、売り物になる製品を持っているということになります、それは素晴らしいことです、しかし私はこう思います、もし多くの人々がそれをしだしたら、混乱も多くなるでしょうし、コミュニティや開発者を広げるためにのフラストレーションの源となってしまうでしょう。私として望ましいのは、人々の努力が一つか二つの本当に素晴らしい製品にフォーカスして、それを個人利用するためにちょっとだけ特別な製品を望んでいるその他すべての人々にも選ばれるということです。
Marina Novikova: それらのどれをもサポートされるのでしょうか?(もしそうでないなら、その基準はなんでしょう)
Jason Wharton: それについてそんなに心配しなくてはならなくなると言うことは理解できません。彼らが互いにうまく動くようにちょっとした努力をしてAPIの交換性を保つのであればね。私としてはできる限りのサポートに努力しているので、いつもそうした投資に対するリターンをはかることになるでしょうね。IBOがある何かをサポートするために多くの労力を投じて、もしあまり多くの人々に利用されていないということであれば、IBOにサポートされたいと考えている人々に、私たちよりも頑張ってほしいなと思いますね。
Marina Novikova: Yaffilについて聞いたことがありますか?もし聞いたことがあれば、どうお思いですか?
Jason Wharton: 聞いたことはありますが、特に意見はないですね。個人的には、彼らにはFirebirdの開発陣に参加してほしいなと思いますが、彼らには自分たちのプロジェクトを立ち上げる権利が確かにあると思いますよ。私としては、それがFirebirdやInterBaseと同じように使いやすいものであれば、IBOの制作において支援することを喜んで表明しますよ。
Marina Novikova: IBOはあなたにとって趣味なのでしょうか、それとも生業なのでしょうか?
Jason Wharton: 幸運なことに、私にとってはどちらでもありますね。加えて、私はフルタイムの仕事を続けているんですけどね。
Marina Novikova: 毎日どれくらいの仕事をIBOのためにされているんですか?
Jason Wharton: 進捗状況によってさまざまですね。平均すると、ここ数年間は毎日4〜6時間を費やしてきましたね。
Marina Novikova: どうして、ビジュアル及びDB関連のクラスで独自の階層を構築したのですか?どうして、元々のボーランドのアイデアを引き継がないのですか?
Jason Wharton: どうしてかというと、それでは私がやり遂げたいと思っていることが不可能だからなんです。また、仕事を始めたときには使い物になるTDataSetの仮想クラスがなかったのです。
Marina Novikova: ボーランドがFreeIBComponentsを得た後で、どんな反応をしましたか?
Jason Wharton: ボーランドにいらつくことは、私と手を組んで一緒にやろうとしないことなんですよね、それができればほとんどの人々にとってもっとも良いソリューションとなるソリューションが出来て、みんなが勝者となることができるのにね。彼らの財布のひもはあまりに堅いので、いくつかのとても素晴らしい選択肢があるのに見えなくなっているように思います。私の想定していた価格帯は今ではとてもばかげているように思えますが、実際にはとてもいい見返りがあったんだろうなと考えることもよくありますね。私はこの3年間で多くの売上を得ました、それはボーランドがIBOを完全に買い取っていた場合に、私が受け取ったと考えられるよりも多くを売り上げたと思いますよ。私の希望と願いは彼らと一緒に仕事をして、成果を共有し、そのことで悔いが残ったりしないことですね。とはいえ、このことでコミュニティが失ったものについては、いまだに考えることがありますね。
Marina Novikova: それから、競合相手であるFIBPlusについてどうお考えですか?
Jason Wharton: 市場に競合相手がいると言うことは素晴らしいことだと思いますよ。私たちみんながいるようなニッチな市場をより有効に広げていくためにはね。彼らの立場はちょっと難しいとは思います、おなじ一角にいるIBXが立ちはだかっていますからね、とはいえ、彼らもいくつかの差別化に成功しているし、この無料の競合相手に対していくらかの付加価値を生み出していますね。もし、私が彼らだったとしたら、私が作り出したIBOと競合しようとはしなかったでしょうね、私がライセンスするという道もありますが、そうすれば、彼らが貢献を続けている大きなコミュニティにとって福音となったでしょうね。
Marina Novikova: それが本当なら、最初のバージョンのIBObjectsはボーランドのために作り出したことになって、それどころか(訳注:ボーランドに)IBOを与えることはもっと素晴らしいことだったと理解していいのかしら?
Jason Wharton: ボーランドが私にIBOをやってくれと頼んできたことはないですね。
Marina Novikova: Helen Borrieが言っていたんだけど、あなたがいないと大変厳しい状況だったそうです。どうして、支援しようと決められたんですか?
Jason Wharton: 私は本当に、痛切なほど、InterBaseの利点を理解して利用している企業ユーザーに出会いたいと思っています。また、私はDelphiを本当に好きで、Delphiに情熱をもっています。また私は次のよう思います、それは、私は真に大きな違いを生み出すことができるし、今ある製品に対してそれをもたらすことができるということです。私は、また多くの労力をIBOに注いできましたし、それが傷つけられるようなことを見たくはありません。私は熱心にリーダーシップをとってきましたし、事が起こったときはなんとかして取り戻そうとしてきました、Helenへの支援は大変価値のあるものでした。私にとってはこれまで全くなかったことで、他の誰かが彼らの責任で困っているとき援助したりはしませんでした。そしてまた、Helenが私が自分を個人的に支援していると考えているとは思いません、我々すべてが何が起こったのかをすでに知っているのと同様に、我々はそれを協力して行ってきていたのです。
Marina Novikova: 一番つらいのはどんなときですか?
Jason Wharton: 人々がエゴによって争ったり、なんの生産的な目的もないくだらないドラマに没頭しているときが、いちばんつらいですね。すべてが霊性とヴァイブレーションによって包まれていて、それは不健康で、空気中に漂っていて、私はどうやらそれによって影響を受けて打ちのめされてしまうんです。ボーランドの人々には本当にいらいらさせられましたし、新会社設立の努力についても同様です。このようなことを目にするとき、バラバラになってしまって、人々は結局隅へ追いやられてしまうのです。
Marina Novikova: 英語でIB/FBの本をお書きになりませんか?
Jason Wharton: やることが多すぎて、例外にできるものがないんです。これまで本を書いたことはありませんが、心にとめておいて、やらなければいけないことだと思っています。
Marina Novikova: 五月に行われる初のFirebirdカンファレンスに期待することはおありですか?
Jason Wharton: とてもめでたいイベントになることを、そして、親しい友人たちや直接会ったことのない仲間たちが、それぞれの交わりからようやく一つになること、Firebirdを取り巻いている努力の多くのエネルギーを作り出すのと同じくらい、人々のつながりが深くなること、そんなことを期待しています。一番楽しみなのは、大いに笑い、抱き合って、思い出話ができることですね。
Marina Novikova: InterBase Worldのコミュニティになにかご要望はありませんか?
Jason Wharton: 平安のうちにありますように、あなた方の心が繁栄と幸福の上にありますように、あなた方の勤勉さが達成されますように。私は学びました、私たちが(訳注:神のように)完全に話す事ができるようになり、あなたの話すことの意味を知ったとき、言葉が世界を形作りました。私はこのコミュニティのうちにあり、それはとても大切なものであり、また、私たちが生きかつその一部である世界のうちにあります。私はこう思います、私たちは周囲のすべてに手を伸ばして、背後にも目をやり、私たちがコミュニティに対して行っているように、この世界にも貢献しているのだということを知るべきです。